紙とペンを手にいざ画面に臨め!大河ドラマの楽しい見方、それは「模写」

先日、大河「風林火山」を見終わったという感想記事を書いたんですが、

→感想記事:「実は北条贔屓?今更だけど、大河ドラマ「風林火山」を全話見たよ」

最終話に近づくころに、ちょっと「奇妙な」(?)楽しみ方を発見しました。

それは「模写しながら大河ドラマを見る」ことです。


同人とはいえ戦国っぽい(あくまで「ぽい」)漫画を描いてると、出てくる悩みがあるんですよ。

「建物や小物がさっぱりわからねぇ」「素材も資料もねぇ」「描けねぇ」

みたいな。

(※注:資料ないとか言いましたがご自分で資料を集めてきたり、現地に足を運んだりして描かれている素晴らしい作家さんはたくさんいらっしゃいます。私がものぐさなだけです)

最近では例のナントカブームのあおりを受けてか和風ものを描くための本も充実してきていますが、

「じゃあガッツリ成り立ちとか構造とかまで載ってる本くれよ!」となると、やはりなかなかないのが現状…

人物限定であれば、最近出版された玄光社「和装の描き方」が文句なしにオススメです。

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衣冠束帯・十二単・服装の歴史変遷を図で示してくれていたり、
はては元結(髪を結ぶ紙)の仕組みや草鞋の紐がどうなっているかなど、「構造から描き方を教える」タイプの骨太な技法書です。
戦国に限らず、平安・江戸などを主眼に置いて描いている方にも便利。

→「和装の描き方」のレビュー記事:「時代衣装の描き方から元結・草鞋まで何でもござれ-歴史絵・歴史漫画を描きたい「あんまり詳しくない人」必携の技法書『和装の描き方』」

戦国もの限定でもう少し詳しい描く時用資料としては、「戦国武器甲冑事典」もあると便利です。
絵が泥臭い系なので好みは分かれそうですが。

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綺麗系絵が好きな人だったら「萌える戦国武将の描き方」もそこそこオススメ。

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タイトルはアレな感じですが、髪型・鎧下の構造・燭台等の小物・馬の描き方などが簡単&コンパクトにまとまっています。


でも、ですよ。
こと背景絵(歴史物の)に関しては、こういう「コツ本」みたいなのが全くと言っていいほどないんですよ!

なんなんですかね、「背景まで描くような奴は自分で情報集めて勝手に描いて努力するだろ」みたいなこの空気。

バカモーン!!!背景描くの苦手中の苦手だけどいずれ描けるようにはなりたいんじゃー!!!でも苦手なんじゃー!!

…そう暴れたり暴れなかったりしていたんですが、ある日風林火山を見つつふと思ったんです。

「あれ?大河に出てくる風景とか施設とかそのまま模写してたら漫画描くときの練習にならないか?」って。

大河にはもちろん嘘も含まれていますけど、
微塵も背景描けない\(^o^)/な私からしたら「完璧な背景なんかまずはいらんからとにかくそれっぽいコマが描けるようになりてぇんじゃ!!」です。
ぶっちゃけ嘘を修正するのは基礎を入れてからでもいいと思っています。

じゃあもうこれ「写したら勉強になるんじゃね?」と。

そう思って、最後6話くらいは手元に紙とペンを置きながら絵メモを取りつつ視聴していました。

実際画力が上がったかどうかは別として、
「へぇ~こういう風だと陣中っぽく見えるのかぁ」「大名の座ってるとこだけちょっと座が高いなぁ」
「板間が多いけど畳がないわけじゃないのか」などなど、描きながら見ることでけっこういろいろな発見がありました。

映像なので、写真集などよりもいろいろな角度から見ることができるためか構造の理解につながった気がします。
(構造を理解していないと、「よし描くぞ!」と思っても頭の中から思いつけないので)
これを利用してそのうちクリスタ用に3D背景モデルとかつくったらとても効率化できそうという夢を抱いたりなんかしてね…

一番いいのは現存や復元の現物を見ることなんですが、北海道からはなかなか頻繁に行けません。
大河のロケ施設も、何年かすると閉館してしまったりするようですし。
現物スケッチは憧れますが、難しそうですね。

そんなわけで、今後歴史ものの映画やドラマを見るときは紙とペンを手元にセットしてから見ようと思います。
見ながら絵の練習にもなるとは一石二鳥。ありがたい話です( ˘ω˘ )


↑実際に見ながら描いたメモの一部
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