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セクシュアリティ関係の記事 (1/2)

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誰かとつがいになることと、「人生の自由」は両立しないものなのか

※あくまで一個人の意見であり、「モノガミー(一対一)性愛のみが正しく、それ以外は異常である」という見解に対し反論を述べたもので、「モノガミー性愛は異常である」という意図はございません。

いつの頃からだったか忘れましたが、創作物全般における「パートナー以外と肉体関係を持ったから浮気だ」「裏切りだ」という表現が私は苦手になってしまいました。
創作物だけでなく、実際の人の言葉でも、こういった「束縛めいた」表現は苦手です。
キャラクターに合っていれば、「うんうんそうだよね」とまだ見ていられますが、猫も杓子も「恋人を束縛する」キャラに変換されていると、ちょっとげんなりしてしまいます。

わかりやすいのでBL等のカップリング要素のある創作物を例として挙げますが、ある特定のカップリングのうち、
片方がある時別の人と肉体関係を持ったことを、もう片方が詰ったり、妬いたり、そういう作品は、大抵のジャンルで見受けられる、
ごくごく一般的なシチュエーションです。
男女カップリングものはあまり拝見しないので存じ上げませんが、おそらくそちらでも相当数見受けられるシチュエーションかと予想されます。
なかったジャンルを見たことがないくらい、王道と言っても過言ではないでしょう。

ですが、どうにも私はこの「お前は俺のものなのに、どうして他のやつと」的な文脈が苦手で仕方ありません。
まるで、「一度自分とつがいになったからには、他の人間とそういう関係になることは許さない」とでもいう傲慢さが透けて見えるとでも言いましょうか。
逆に言ってしまえば、「たかがそのくらいで切れてしまうほどやわい絆しかないの?」と突っ込みたくなってしまうというか。
「人間だもの、たまには自分以外と交友したい時もあるだろう」とか「自分を向いて欲しいなら、向きたくなるような何か(努力とか)をしたのか?」とか。
「不義密通」という言葉がありますが、それは「裏切られないだろう」と思っていた側の勝手な期待ではないのでしょうか?

もちろん「嫉妬したり、怒ったりするくらい相手のことが好きで大事なんだ」という主張があるのはわかります。
というか、大抵の人はそういう側面に萌えたり、涙ぐんだりするのだということも、理解できます。
だけれども、どうしても自分はそこに「相手とつがいの契約を交わしたからには、相手の交友関係にまで口をだして構わない」「相手がどういう希望を持っているかについて、とやかく言っても構わない」「そしてそれをコントロールしてもいい」という、恐ろしさをどうしても感じてしまいます。

なんというか、それは「愛情」というより「己のエゴによる執着」に見えるのです。
「本物の愛情」などという薄ら寒い言葉をあまり信じたくはないんですが、もしそういう物があるのなら、たぶん「相手の自由を縛り付けてまで自分と共にあってほしいと願う執着心」とは別のものなんじゃないか?とつい、思ってしまうのです。
まるごとなんでもOKを出せるのでなければ、本当に好きとは言えないのじゃないだろうか、と。
自分の都合のいい時だけ好きだというのは、都合が悪くなったなら不要だということなのに、それを「愛情」という言葉でコーティングして、自分の本心を偽っているのではないだろうか、と。

相手は相手であって、自分ではない。別の人生を歩む別の個体である。
アドラー心理学を紹介した「嫌われる勇気」でも繰り返し提言されていたことですが、「相手の領域」を侵犯することは、相手の人生を奪っているのと等しい行為で、それは相手との関係を対等ではなく上下関係とみなす一端です。
勝手に相手に期待を寄せたり、自動的に人間関係が続くことを盲信していたりするのを棚に上げて、相手の不義を罵る権利は、果たしてあるのでしょうか?
双方納得の上でこういった束縛関係を持っているのは良いのかもしれませんが、なぜか「そういう考え方をするのが普通、それ以外は異常」「考えたこともなかった」という空気を感じることが多いので、考えをしたためた次第です。

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記事タイトルにあるつがいになることと、人生の自由は両立する、と私は思っていますが、つがいになること=束縛してもよいことと考える人が殆どの現状では、それは難しいのかもしれないですね。

※補足
モノガミーってなんだ?と思われるかと思いますが、ざっくりひとことで言うとモノガミーとは性愛関係を一対一で捉える発想のことです。
対極…でもないですが、反対側にある概念を「ポリガミー」と呼びます。
こちらは、パートナーシップを一対一に限定しないという考え方です。
(ざっくり説明なので、詳細で正しい説明は他サイトさんを参照ください)
これらの考え方の相違がセクシュアルマイノリティに該当するかは諸説ありますが、
私個人は「少数派だが、確実に存在する」「性愛に深く関係するものである」という観点から、含んでもよいのでは?と考えています。
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PMS(月経前症候群)がつらいFTXが婦人科を受診してみた

「生理前死ぬほど辛いけど婦人科とか空気的に行きづらすぎてムリ」
って思ったことありませんか?
べつにセクシュアリティや性自認で悩んでなくとも婦人科って何かと行きにくい病院の一つですよねえ…

私もご多分に漏れず長らく「行きたくねえ…」と避けていたんですが、
どうにもPMS(月経前症候群)で能率下がるわ辛いわでやってられなくなったので、受診してきました。

「FTXで婦人科受診したくない」という書き込みは時折見かける割に、実際に受診した方のレポートはなかったので以下まとめておきます。
FTX、あるいは性別違和・喪女などなど、婦人科受診にイマイチ抵抗があるという方の参考になれば幸いです。

なお、病院や地域によってかなり違いがあるとは思いますので、「全部の婦人科がこうだ!」というわけではありませんのでご承知おきください。

婦人科特有の受診前のハードル例


そもそも、婦人科の受診って「自分の身体は女性で、性自認も女性」なシス女性ですら、抵抗があるものとして知られています。
なので、受診率を高めようと検診クーポンを配ってみたり行政も色々試行錯誤しているようです。

性自認・身体性ともに女性(シスジェンダー女性)の場合の受診前ハードルは、おおむね以下のような内容でしょう。

・しばしば産科とくっついてることもあって「幸せ家族計画」的な空気がして行きづらい
・誰かとセックスしたことある人が行くとこっぽいイメージがあるのでそういうのと無縁だと行きづらい
・内診(女性器に棒とか突っ込んで検査するやつ)されたらと思うと行きづらい


…ようは、「シスヘテロ女性でかつ恋愛のパートナーがいて、子供を作ることに積極的」みたいなタイプ以外には
寄り付きづらいイメージがあるという感じですね。

これに、性別違和を持っている人間特有の行きづらさを追加してみます。

(リスト)
・「女性を診る病院」の印象が強すぎて、「自分を女性と思っていない人間が行ってもいいのか…?」というためらい
・医師や看護師からフツーの女性扱いされるかもしれないから嫌だ
・身体性と性自認が乖離しているためシス女性以上に内診が恐怖

こんなところでしょうか。

婦人科は実はかなり居心地・空気に配慮している


では順に行きづらさの内容と実態を照らし合わせていきます。

まず、病院の雰囲気ですが、見出しの通りです。
婦人科に掛かる層であるシス女性の大多数に最適化しているためか、実は無茶苦茶「居心地がいい」場所でした。
BGMもですし、待合のイスもちょっとおしゃれな感じです。
トイレも綺麗だし、「清潔感」を大事にしていることが伝わってきます。

でもこれって、別にどんな患者でも嬉しいですよね。
田舎の古い病院であったりするとまた状況は異なるかもですが、都市部の比較的新しいクリニックなどではこのあたり、かなり配慮されています。

なので、特に自分から言い出したり暴れたり(?)しない限り、「性自認が女性じゃないから…」と受診を避けるのはもったいないです。
「身体性が「女性」なら誰でも患者になっていい病院なんだ」と思っておくと、多少気が楽になりますよ。

……ただ置いてあるパンフレットが我々とは全く無縁そうなものばかりなのはまあ、ご愛嬌ということで…
子作りだの性交だの以前に人付き合いが希薄すぎるんですが…

「女」扱いされる部分もあるが無理に表明は求められない


次に診察ですが、こちらも雰囲気同様かなり気を使っているのだろうなぁという感じでした。
どう辛いか、どのような症状か、いつから辛いかみたいなことが話の中心です。
(治療しに来てるんだから当然っちゃ当然ですが)

ただし、ふとした瞬間に「女扱いされる」のは避けようがないですね。
特に、外見を中性or男性にしていないタイプの人間だとどうしようもないです。
マイノリティフレンドリーな婦人科とかあったらいいのになぁと切に願っているところ。

「女扱い」される例としては「将来子供が欲しいと思った時に~」とか、問診の際の性交云々の質問とかですね。
「いやその予定はほぼゼロなんですって…」とか「実はFTXなんで…」とかわざわざ言うのも面倒なので、そこらへんは流しておきましょう。
流せそうもない程しんどい場合は、落ち着いてから受診する方がいいです。

流せる所は流して、戦略的に病院を活用するが吉。
「わからない」と症状の辛さって増してくるもので、医師という専門家から詳しい話を聞くだけでも軽減したりするものです。

漢方薬の効果の程


診察の時に、「漢方薬でとりあえずためしてみたいです」という話になったので、初回は漢方薬を処方してもらって帰りました。
「加味逍遥散(かみしょうようさん)」という、PMS対策にしばしば使われているものです。

私の場合、最初は効果薄いなぁという感じだったんですが、3ヶ月くらい目から効果を感じられるようになりました。
…が、肝心のメンタル不調にはあまり効果が見られず、他のメンタル系の薬を併用して対処しています。

平均してPMSでメンタル不調になっている日数があきらかに短くなりました。
副次効果として月経日数の短縮も起きてます。

医師の先生によると、「漢方薬は軽減させるものでしかないので、全てフラットな状態を維持したいならピルの方が向いています」とのこと。
どういう状態を目指したいのか、あらかじめ考えておくとスムーズに受診できますよ~

「内診」はされない場合も


次は「受診のハードル」になっている内診について。
診察とは言えなんでいきなり穴に何か突っ込まれなあかんねん!と思うとやっぱり行きたくなくなりますよねぇ…

その辺りの心理についてはyuhka-unoさんの記事に全面的に賛同です


で、この内診ですが、最初に私が受診しに行った時はされませんでした。

異常がないか調べるためにエコーだけ受けてくださいとのこと。
それでもまあ、ぬるぬるした何かで生腹まさぐられることに変わりはないんですが…

ただし採血はされます


これも病院次第とは思いますが、初回は採血されました。
今後の治療方針に使うため仕方ないらしいですが、数日痛かったです…

「体調不良なんですよね~」「お薬だしときます」で終わると楽観的に受診したんですが、そうは問屋が下ろさなかった。
なので、採血されることは念頭に置いてから予約を入れましょう。
その場で急に「血抜きますから」って言われるとビビりますからね…

受診にかかる費用


初回は念のため一万円くらいは持って行っておくと安心です。
というのも、エコーやら採血やらが結構なお値段のようなので…

ただし、二回目以降はそこまでかかりません。
再診+漢方一種で月2500円くらいです。
(漢方に加え、メンタル系の薬も出してもらうともう少し値段が上がる)

症状が安定してきていると、頼めば2ヶ月分処方してもらえたりもするので、毎月の通院費は多少浮く場合もあります。

それでもやっぱり受診をすすめる理由


色々ぶっちゃけ話を書いたので「なんだよ結局婦人科って怖いじゃねーかよ!」と思った方もいるかもしれません。
実際行くまではかなり抵抗ありましたし、採血は痛かったです。痛かったです(二回目)。

でも、2500円ちょろっとで毎月の不調が良くなるなら行った方が絶対に良い。
合う薬に出会えるかどうかはありますが、胸の張りなど身体面に出ていた症状がものすごく軽くなり、PMSに煩わされることも減りました。
また、前述のとおり副効果として生理日数自体も短縮され、痛み止めがほとんど要らなくなりました。

特に、PMSの場合は精神科よりもまず婦人科への受診をすすめます。

正直な話をすると、精神科よりも婦人科の方が親身に相談に乗ってくれたんですよね。
待たされる時間も少ないですし、費用も少なく抑えられます。
あきらかに重症で実害が出ているレベルだと精神科へ行くしかないのかもしれませんが…
薬を必要とするレベルのPMSでも婦人科でなんとかなってしまう場合は、わざわざストレスのかかる精神科に行く必要性が薄いんですよね。
メンタル症状も、PMSによるものであれば婦人科でメンタル系の薬を処方してもらえるので、
私の場合は現在婦人科のみでなんとかなってしまっています。
今後どうなるかはわかりませんが。

ちなみに、あらかじめ原因がPMSっぽいなとわかっている場合は、サイト上にPMS対応と明記している病院を選ぶといいです。
ある程度選べるような規模の都市で、サイトがない・更新されてないタイプの病院は避けた方が無難。
とりわけ、私のような電話嫌いのコミュ障には再診時にネット予約ができる病院がオススメ。めちゃくちゃ便利です。

「なんちゃって」問題-オタクとセクシュアルマイノリティのビミョウな関係

これだけオタク文化が一般に浸透しているのに、オタクはマイノリティと名乗っていいかは微妙なところですが、ともかくセクシュアルマイノリティとオタク、この二つはどうも親和性が高いような気がしています。
(セクシュアルマイノリティ=同性愛や性別違和などの、いわゆる王道ヘテロセクシュアルな人以外を指す)

が、オタクは厨二病を発症しやすいことからか、どうしてもセクシュアルマイノリティでオタクと言うと「そのセクシュアルマイノリティ、なんちゃってじゃねーの?かっこつけてマイノリティとか言ってるだけじゃねーの?」と思われてしまう側面があります。
実際なんちゃってや、「思春期によくある性のゆらぎ」である場合もあるでしょうが、これは他者が外部から判断していいことではないですよね。

実際にはこんなことを言う方はそんなにいないでしょうが、それでもマイノリティかもしれないと考える人はオタク同士の相互監視(「あいつあんなこと言ってるけどなんちゃってじゃないのか」)を意識してしまいがち。

なぜなら、もとからオタク趣味自体が(公になってきたとはいえ)人から後ろ指さされがちなマイノリティの一種であったから、というのが大きな理由。
つまり、オタク趣味でさらにマイノリティだと二重に苦しむ場合があるかもしれない、ということです。

その内在化した視線から脱するには時間が掛かるかもしれないですが、自分で自分になんちゃって認定するというのもなかなか辛いものがあるので、「別にオタクでマイノリティなんて人は他にもいるだろう」と流せるようになるのは早い方がいいです。
似たような人を誰か見つけて知り合いになるのが手っ取り早い…が、なかなか難しいですよねぇ…
人との繋がりが大事なのはわかるんだけれども、オタクにマイノリティにさらにコミュ障をこじらせている身にはきっついなぁ…ははは…

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偶然検索で見かけて興味を惹かれたセクシュアリティ本。

それは慰めじゃありません- 「わかるわかる、私も年頃の頃はそうだったし」は誰かの心を殺すかもよ?

こちらの記事は http://sengokulife.com/wakarutoiwareru/ ‎に移動しました。
お手数ですがリンク先からご覧ください。

所属感がないという所属-Xジェンダーが思う「入れ物」としての体の認識

こちらの記事は http://sengokulife.com/xgender-body/に移動しました。
お手数ですがリンク先からご覧ください。
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